第15章

「私はそのドアを押したの」つくづく「扉」が重要なこの作品。
イエタ村で「てんしとあくまのおんなのこ くるっとまわってあっかんべー!」の歌詞がほとんど聞き取れない程度にしか流れていないので、天使が通常ククリを示していることが原作と比べてやや分かりづらいかもしれない。
「オレの彼女は悪魔だぜ〜っ!!」が無いのは残念。あと原作のデリダの表現「祭り」をキーワードにした考察もあったように、「祭り」もひそかに重要なワードだったはず。
ミグミグげきじょうに気付いて泣いてるククリちゃんマジ悪魔。セリフが相当喰い気味な掛け合いになってて、ああ尺が厳しいなあ、と。
原作の「やってくれよ! 『あくまばらい』」は割と軽い表情をしているが、今作ではニケの表情が読み取れない後姿で、デリダにできないと言われた後には「無理なのか……」と落胆したセリフが追加されている。原作より一歩シリアス寄りなのはこの回も。まあ原作は作者の照れが影響してると思うけど。
「あくまでもなかよくしてください」の矢文を発見したり、「シャレですな」のオヤジを制したり、トマが地味に活躍。
おっさんにはつらいセリフですな。ククリの心の中に入る恋するハートの伏線。
今週のあっかんべー:アイキャッチのデビルククリ→ニケ
なぜか一言わざわざ「ルンルン」と呼びかけるジュジュ様。
聖書の解読可能部分が増えた。「浮かびし世界にて、サルは月の輝きを受けてウサギの願いを聞く/世界に花が咲き乱れ、人々は剣を置く」。なんかここだけ読むと、恋するハート発動の場面みたいだ。
「そんでもっておっぱ」アドリブなのか台本なのか気になるのです。
ここでキタキタおやじとジュジュが初対面というのが意外だよな。
ジュジュ様妖怪アンテナ。ムジナはタヌキに。棒高跳びのオヤジには誰もツッコまない。
デリダさん、攻撃魔法が使えないという理由でパンフォス攻略パーティからは外されたけど、最終決戦には招集されたよね。どうやって戦ってたんだろう。補助か。
ケベスベス(色違い)。今作では「トーラ」単体の魔法陣は使われていない。
服を着直しているジュジュが恥ずかしがっててかわいい。
時間とともに「異常なし」の文字が崩壊してくるモンクさん。精神状態が心配です。
敢えて「ハートを守る『こどもの』戦い」は言わなかった。まあおっさんもミュージカルに参加しますしね。
アニオリの半悪魔ククリのお絵描きはどう解釈するべきか。原作だと悪魔になっていた外に向かうハートは、悪魔祓い済みでニケの手許にある形なんだけど。今作はハート全体が悪魔化していて、悪魔祓いの時点では外に向かうハートだけが完全に浄化されて色鉛筆箱の中に移って届けてもらうのを待っている状態、残りのハートは完全には浄化されずに半悪魔の状態でパンフォスで遊んでストレス発散している状態ということかね。デリダによれば暴れ回っているうちに気が済んで悪魔化が解除される可能性があるとのことなので、悪魔祓いで解呪しきれなかった部分をパンフォス防衛戦での大暴れでスッキリさせて完全解呪、ということで辻褄は合うだろうか。
予告しない次回予告でファンタジー北島。前回もネタ拾いで終わってた。