第38巻(終)

連載時に各所でひどいと評判になったという最終回をやっと読んだよ! 正直、魔法世界編になってから自分の中でストーリーを整理できてないから設定とかよく分からなくなってるけどね!

思ったことを適当に書いていくから全くまとまり無いよ!

いや、いくら何でもラストバトルを、そこに至る過程を含めて回想セリフひとつで終わらせたのにはたまげた。詳細に描写されたらされたで、インフレしすぎてよく分からなくなった戦闘がまた数年続いちゃうんだろうけどさ。でも削っていいところと削っちゃいけないところってあるじゃない……。「故郷の村」と「親父」がこの話の原動力だと思っていたんだけど、どっちも一コマで終了ってなあ。俺の好きな魔法陣グルグルも終盤は大概gdgdだったけど、一応魔王ギリ戦もやったし、ククリの両親との再会もできたわけで。まさか、ネギまがグルグルを超える投げっ放しエンドを迎えるとは思わなかったよ……*1
ネギの本命がどうのこうのは個人的にどうでもいいんだが、うやむやにするのは一つの戦略としてありだと思う。敢えて一部を脱落確定させてる意味は分からんが。
ちうが一人バッドエンドなのはあれだ、魔法世界編に入ってから目立ちすぎてたから。ちうは元々サブカルの擬人化みたいなキャラクターだったけど、それが気づいたらメインストリームに食い込みすぎたわけで。サブカルが人口に膾炙したら元々のサブカルヲタは掌を返すように離れていく*2から、ちゃんと終わる前に軌道修正したんじゃないかなあと。むしろ俺は安心した。ただ、ネットアイドルも廃業してそうなのは、作中時間(=ちうの年齢)の問題か、現実の掲載時期の問題か。いま「バーチャルネットアイドルちゆ12歳」って通じる人がどのくらいいるのかしら。いまも稀に更新してるけど。
うーん、353時間目で終わっておけば同じ投げっ放しでもまだマシだったのかなあ。残り2話で「その後」だけ確定させて過程を投げっ放したのが余計に心証悪くしてる気がする。今後、そこの「過程」の部分の穴埋めを外注することでまた商売するのかもしれないけど、というか作者自身が巻頭コメントでその可能性に言及してるけど。
あ、最終巻全体としてはそんなに悪くなかったよ。いいんちょ回とか泣きそうになったもの。まあ「いいんちょが明日菜にとってかけがえのない存在である」なんて設定、数年間忘れてたけどな。
あと、「困ったらエヴァ様」はグルグルにおける「(ネタに)困ったら変なおやじ」並にテンプレ化してしまったなあ*3


何はともあれお疲れさまでした。

*1:グルグルとの比較でしか物事を考えられない病

*2:「萌え」が変に一般化した結果、ヲタの口から「萌え」を聞かなくなったりとか。最近は「ブヒィ」とか何とか。

*3:グルグルとの比較でしか物事を考えられない病