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読了。
終わってしまったのだなあ。企画発表当初は蛇足シリーズかなあと思ったけど、実によかった。
いきなりあいこの一人称で意表を突かれた。5人の一人称とな。ハナは無かったけど、まあある意味ただの大学生活だから仕方ないか。きみたかは本シリーズの他キャラと同様にやたらとしっかりしていたのに、アンリマーはアホのままで泣いた。
ハナ「医学部は一年生の夏休みくらいしかのんびりできない」。ハナの状況を考えると進振り余裕だからそこまで忙しくはならんだろうけどな。受験時代は「理科三類」という表記だったのが、入学後は1年生から「医学部」になっている。
どれみさんが1990年7月生まれで高卒6年目での就職だから24歳、エピローグは2015年4月でいいんだよね? 大学浪人に加えてわざわざ1年就職浪人までさせたのは、ハナの卒業に合わせることで魔女界復帰をスムーズに演出するためかと思ったけど、エピローグで「来春」って言ってるから1年ギャップが出るな。ハナは初期研修を1年でドロッポするんだろうか、とか余計なことを考えてしまう。まあ、ハナは魔女界復帰の内定だけで大学卒業の描写は無いのでPhD-MDコースに進んでいる可能性が云々かんぬん。と、余計な計算をして思ったけど、カバーの「時代は2011年」って、今作の描写範囲に入ってないような気がする。2010年4月にどれみさんの大学入学だと思うのだけど。