賠償命令:71歳女性骨折 1週間前衝突のねんざが原因

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20061121k0000m040104000c.html

通院途中に転倒し骨折した東京都内の女性(71)が「1週間前、薬局で従業員とぶつかった際のねんざが原因」として、薬局側に約1390万円の賠償を求めた訴訟で、東京地裁は20日、約660万円の支払いを命じた。松井英隆裁判官は判決で「骨折は、ねんざの結果発生した」と認めた。
判決によると、女性は03年6月、新宿区の薬局で店員に衝突され転び、右股(こ)関節をねんざした。痛みがひかず寝たきりになり、1週間後に通院のため松葉づえで自宅を出た際、転倒し骨折した。
薬局側は「ねんざは完治していたはずで骨折は女性の不注意」と反論したが、判決は「寝たきりで歩行能力が衰えバランスを崩した」と指摘。一方で「娘に『タクシーを呼ぶから待つように』と言われたのに歩いた女性にも過失がある」として、賠償額を被害額(約990万円)から3分の1減らした。

この判決も叩かれてるけど、DQN判決レベルとしてはそんなに高くないように見えてしまう俺はいろんなものが麻痺しているのか。このままさらに麻痺を進行させていけば立派な奴隷になれるね! この事件はせっかくだから、痛みのために寝たきりになる可能性が予見できたにもかかわらず、寝たきりによる転倒リスク増大および通院に伴う危険に対する注意義務を怠り患者を入院させず、漫然と通院治療の方針とした(あるいは、転倒リスクについて適切なICを怠った)医療機関の責任*1も問うておきたいところだね。……最近、医療訴訟を起こす口実を探すのが楽しくなってきた……。

*1:記事中の「通院」が初診なら別だが。