第7巻(完)

連載時未読の蓑もあった。鉄板の上の焼肉とは懐かしい。『龍の定期便』とか、初代アニメの頃のCDネタ『カマカマクビクビ』とか、地味にセルフパロディしていたキタキタであった。そもそも『舞勇伝キタキタ』自体がグルグルのオマケマンガネタの具現化だから、セルフパロみたいなもんだが。殺された設定のチキの両親が1コマで復活するのは、まあ全編ギャグだから仕方ないか。序盤でルータがキタキタ踊りに惹かれていたのを無視して、最後までチキを狙うオヤジ殿。本来は女の子の踊りなんだから、ルータを後継者にすれば万事解決のはずなのに……。長い旅を経てルウにも心境の変化があったんでしょうか。
グルグル2が始まってみて同時に読んで思うけど、キタキタはグルグルのスピンオフではあるけど、やっぱり路線は全く違ったなあ。キタキタにグルグルのテイストを求めてしまうとそれは肩透かしを喰らうわ、と終わってから思った。でも作者も今回のオマケマンガで『爽快でした』と書いているなら、気分転換として良かったのかもね。