昨日のあれ

結局、二塁塁審が打者走者に対するセーフ判定を見ていなくてアウトだと思い込んだ、という説明になったのか。まあそうじゃろなと思うけども。

ルールの適用ミスとかではなくて審判間の判定結果の伝達の問題だから、どうすれば再発防止できるのかねえ。昔の鯉兎戦のサヨナラインフィールドフライも、三塁塁審のインフィールドフライ判定をスルーした球審が本塁封殺を宣告して意味不明になったよね。あれはあの打球なら球審自身もインフィールドフライを宣告しろよという別の問題もあったけれど。

今回の場合、明らかに二塁に触球している京田のアピールに対して、打者走者セーフをジャッジした一塁塁審か俯瞰で見ていたであろう球審が、「一番近い審判が」の原則を覆して二塁封殺を宣告できるんだろうか。あのアピールの時に、一塁塁審と二塁塁審がそれぞれお互いに視線を送っていたようには見えたけれど。

あと、三塁コーチの本塁突入指示は仕方ないと思ったけど、「セルフジャッジするな」の大原則を文字通り守ると、京田のアピール時点での審判の判定は「打者走者セーフ」「一塁走者はまだアウトになっていない」で、「1死一三塁+一塁走者は挟殺か封殺か知らんけどほぼ死ぬ予定の状態=2死一三塁になるはず」だから突っ込む判断は回避できるのか。うーん。いやー、挟殺が始まったら打者走者アウトだと判断して突っ込ませるのはやっぱり仕方ないと思うなー。

いろいろ記事を見ていても、プレー詳細を記述している内容が間違ったりしていて面白い。最後に木下に送球したのって直倫だよね? なんか複数の記事で福田が投げたことになってて……。みんな混乱しとる。

リクエストの落としどころについて。裁定の変更に関する規則により、審判の裁量で2死から再開はルール上可能っぽいけど、現実的には難しそう。リクエスト前の状況は2死一二塁。中日はリクエストで二塁封殺をアピールしてそれが認められた。で、二塁封殺についての裁定変更があった後の展開について、審判裁量で走者を配置して2死から再開しようと考えると、「二封なら普通に考えて本塁突入しないよね」となって、2死一三塁で再開。中日からのリクエストが認められた結果、元の状況より中日にとって不利な展開で再開するカオスが生まれてしまう。かと言って2死一二塁で再開する理由も無いしな。うーんこの。