第12章

今週のあっかんべー:大臣→モンク
変装したおかしらはキンブリーに見える。
そっか、この変装解除でククリがメケメケのローブに戻るのか。
今週のあっかんべーその2:大臣→勇者一行
「火のうんこ」さすがうんこアニメ。
「大砲」の伏線回収。
そっか、ハートのアップリケネタはそのままおかしらのアヒル化で流されたから、ククリしか付けてないのか。
聖水剣かっこいい。トゲミサイルvsへびいちごのシーンは疾走感あっていいな。ククリは楽しそうだけどニケは酔ってそう。
「ククリ、何かいい方法……!!」これまでの戦闘がククリ頼りだったことを自覚する勇者様。
「とにかくオレが守るから」「うん」のククリちゃんマジ天使。
ほんとに、この料理大臣修行+盗賊修行→火を支配して盗むことで火の剣入手の流れは美しいよなあ。
ホラ話あるいは夢を実現させてしまう力が勇者の力だとする仮説が真だとするなら、世界改変魔法たる『恋するハート』ないし『かみさまのもよう』と重なるんだよなあ。また、バナナムーンの効果そのものでもある。割と世界改変手段が多いな、この世界。バナナムーンは所詮アイテムだから効果範囲が狭いってことでいいのかね。ニケ側がバナナムーンの効果か勇者固有スキルなのかよくわからんけど、とりあえず大臣によるバナナムーン効果よりニケの改変能力が上回ったと考えるなら、世界改変効果には優先順位が存在するのか。後半で勇者の力はツッコミの力だとされ、グルグルに世界の修理屋としての役割が与えられたことを考えると、コパール編では何らかの理由でニケがバナナムーンの力を行使していたとするのが一番しっくりくるんだが、その「何らかの理由」が思い当たらないのが何とも。別に一番最初にバナナムーンに触れたとかでもないしな。
おねーさんがおかしらにキスした時のミルカ姫の表情は何だあれ。
聖書のグルグル文字。ページのめくれ具合の関係で見えないところあり。
「聖水は主の力/主は剣を振り抜きて悪しき/らい給うた/主曰く、水とは心を映すかが/みである/清らかなる心によって触れるならば/すなわち/悪しきものを避けることができるであろう/また信仰を以って願うのであればすな/わち導きが水面に浮かぶであろう」
プラトーの福音 月の章/神は言った、月は我らの友人である/暗闇で人々が惑うことの無いよう/夜にのみ姿を現し、その輝/きを以て人々を導くのである/水に映りし月に於いては/その輝きはさらに増すであろう/月の光だけを十万と九千五ひゃ/く日浴びた石はバナナムーンと呼ばれる/何人も恐るべき月の魔力を手/中にできる魔石となるであろう/バナナムーンを悪しき力とするとき/文明の塔は崩れるであろう/ものみな奈落の海に落ちてゆく/神々、これを見て嘆きたる/朽ちたる塔のかけらを集め/救いの器を作られた/船に乗ったのはサルとウサギとヘビとカエ/ルとルナーである」
ここまで訳した。基本は原作本編中の聖書内容のグルグル文字転写なんだが、一部加筆されているから油断ならない。悪魔祓いで使われた悪魔の章もあるし、これあらかじめ全部作ってあるのかな。5ページで一周している気がする。
次のページは「光のサルは剣を取り〜アナスタシアを探すのだ、と」だが、「奈落の海より浮かび上がった」の後に「浮かびし世界にて、サルは月/きを受けてウサギの願いを聞/世界に花が咲き乱れ、人/を置く」が加筆されている。
「あくまの章」は「光を歩くものは闇を見よ」のあとに加筆あり。「神は言いませる、汝の呪いを/そして、私がそれを魔の/て来ようと/其方の許さざるを許し、/受け入れざるを受け入れるであろうと/神は疾く言いませる/汝の呪いを受け入れよと/そして、私がそれを魔の/て来ようと/汝の呪いを無に帰そうと/山に降り立ちし神、悪しきの/しの姿に変えて曰く、汝の/大地、汝の母は海」なぜか最後だけ対大臣洗礼の結界である。
最後、最強大臣vs勇者の挿絵の隣のページは
「人々に災い訪れし混沌たる終末の世にて/導きによって花が咲きて我々の心に安寧がもたらされるのである/これすなわち、プラトーの福音である/プラトーの働きにより大地裂ける時「鳥」が現れ/信じるものを聖なる理想郷アナスタシアへと運ぶであろう/プラトーの福音 水の章/井戸水にて暮らす村人ありて悪しきものこれを奪おうとする/訪れしプラトー、これを見て曰く、民どもよ、心乱す必要は無し/主はお手をかざされ、たちまちに空に雲がかかりて、雨水が主の掌を打つのである/水は主の恵みによりて聖水となりませる」
ああ、疲れた。