おジャ魔女どれみ20's

読了。今回は買いに行く時間をケチって電子書籍版で。そのうち書籍版を買いなおすつもり。

1990年7月生まれのどれみさんが23歳の4月から翌春が舞台。2014年~2015年かな。

ネタバレせずに感想を述べるのが難しいので、すごい勢いでネタバレする。

 

 

 

 

いつも通りといえばいつも通りの安定感。音声はしっかり脳内再生される。

矢田とはづきが、この描写はどう見てもこのあとお楽しみですよねえろいなあ、と思ったらしっかり伏線として回収されてしまい、「お、おう、せやろな……よかったね、おめでとう」としか。はづきは「一見おっとりしているけど実は芯が強い」という設定だけでなく、イメージの裏をかいてくるよね。

栗山先生はギリギリ絶たなかったあいこの選手生命、とどめを刺したのは影山先生でした。いつも通りあいこは立ち上がるんだけど、ほんまにどんだけあいこを挫折させんねん……。つらい時も妹尾あいこを演じようとするあいこ。今作で一番泣いたで賞。あいこエピソードだけ全く男の影が無いな。ミミ(犬)かわいいよミミ。

小竹とどれみさんは、まあ、そうなるな。まだ若いし、小竹が帰国あるいは引退してからでもそこまで遅いわけではないでしょうし。普段離れて暮らしていた方がより仲良くなれる面もありますぜ、意外とな。一度は一緒に暮らしてからでないと、その効果は分からんかもしれんけど。そういえば、ようやく籠城事件の時の言い直しをネタバレした小竹。伏線回収まで長かったのう。

ハナちゃんは平27卒か。ストレートに医師免許を取りに行った模様。当然か。魔女界の女王様候補は初期臨床研修するんですかね?

おんぷとももこは相変わらず仕事と結婚しとる。

 

 

というかですね、終始マジョリカとララが水晶玉経由で元おジャ魔女たちを眺めながら昔を懐かしんだり行動の解説をしたりしていて、読者側としては「そんなエピソードあったなあ」とか「あるある」とか半ば保護者視点で共感するわけなんだが、冷静に考えると20代女子の様子を昼夜問わず実況中継しているのは倫理的にどうなんじゃろう……。いや、はづきの発覚時はマジョリカたち、知らないような反応だったけれども。けれども。